博士課程で1年過ごした雑感



お久しぶりです 今年もよろしくお願いします。 博士課程1年を終えての雑感なんかを突然書こうと思い立った(友人に更新が無いことを煽られた)ので書いてみます。
自主的に動ける
マジでこれは必須。良くも悪くも先行き不透明な目標が立ちがちなので、自身でタスク管理できないと終わる。
物書きじゃないときつい
これはそのままですが、世間一般で思われているよりもずっと物書きの要素が強いと思いました。同じ実験、同じ結果が得られていても、論文の構成や主張の正確さ次第で印象や説得力が全然違ったりと。例えるなら、同じ材料を使っても、料理人のスキルによって出来上がるものが全く違いますし、同じストーリー展開でも、文豪とどくてうでは生まれる物語は全然異なってくるでしょう。同じ実験でも論文の質が大きく変わるんだなぁとしみじみ。目指せ文豪って訳です。
あと、論文以外にも、奨学金や研究費とか申請書を書く機会が大量にあるので、その辺のノウハウも大事ですね~。これに関してはこの一年で上達したなと思っています(隙自語)。
アイディア勝負
当たり前ですが世間で既になされていることは研究になりにくいです。そのため、まだ誰もやっていないアイディアをひねり出すことは必須ですね。
しかし、ここでもテクニックみたいなのがあるもので、似たような技術を使っていても、別のストーリーとしてしっかり作りこめれば、論文としてはOKな気がします。どうしても、単一の技術に目が行きがちですが、大事なのは飽くまでも研究としての落としどころなので、その辺は気を付けたいですね。
加えて、好奇心はアイディアへの重要な原動力となりうるとも考えています。というか、好奇心が無ければ、研究職という業種自体成り立たないんじゃないかとさえ思っています。(良いか悪いかはさておき)
英語
参考に読む論文もプログラミングのリファレンスも全部英語!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!避けては通れないですね!!!!!!!!!!!!!(!!!!!!!!!!!)。
DeepLがある時代に生まれてよかった~。
プログラミング
プログラムは出来た方がいいです。ぼくはTypeScriptのエラーに毎日キレてます。(゚⊿゚)ケッ
メンタルコントロール
なんだかんだやらなきゃならないことは結構あるので、上手くいかない時のメンタルコントロールは大事かなと。そもそも博士課程では、同じ境遇の人や同期が少なかったりと、クリティカルに頼れる人が珍しいので病みやすいのかなと。幸い同期が多いので自分はかなり助かってます。~~病むほど何かを成し遂げていない説~~
総評
総評して、好奇心旺盛、タスク管理に自信、学術的発想豊か、英語とプログラミングに堪能、文章書くのが好きなのが望ましく理想なのかなぁと思いました(KONAMI)。こんなバケモンどこにおるん?理想像には箸にも棒にも掛からない僕でも、博士号をとるだけならどうにかなる兆しは見えている(取れるとは言っていない)ので、気張り過ぎず頑張ります。